現像・レタッチ カラーキャリブレーション デジタル写真の閲覧・印刷出力について

ギャラリー展示作品として使い物になる「正確な」プリントを得るための手引きとして最高の著作だと思います。この分野で一押し!目指すところはハイレベルですが解説は丁寧で「ソフトの使い方」にとどまらず操作の理由から説明させており、初級の要素にも気を配られています。Web閲覧向けの仕上げにも参考になる部分が大いにあります。
写真のためにフォトショップを使いこなすにあたって本当に必要な知識がしっかり詰め込まれた本です。ちょっと高いですが、その見返りは十分です。私自身は、フォトショップ使いとして常に参照するべきものは、左の茂手木氏の本とこれがあれば、十分だと思っています。CS5以前のバージョンやエレメンツでも十分参考になります。

一般的な知識が過不足なく入った本で、最初に学ぶには判り易いと思います。 一部実際的な知識に欠ける部分もあるように思えますが、その分理解が楽で、それ以上の部分はWebなどで調べたり、自分でやっていく上で経験していけば良いとも思えます。
こちらも一般的な知識を獲得するための本です。判りやすさは人それぞれだと思いますが、より初心者向けに考えられている印象があります。ごく実践的な知識、機器の使い方などに関しては他の資料で補っていく必要があるかな、という点は翔泳社の書籍と同じような感じがしました。

こちらはかなり実践的な本だと思います。その分、商品紹介的な側面が強く出ていますので、人によってかなり評価が分かれるかもしれません。もちろん、普遍的なモニターカラーキャリブレーションの知識も含まれています。私は自分の使用機種と合っていたのでかなり助けられました。
フォトショップで特定の絵柄を作る方法を解説したアイデア集のような本。こういった本は沢山出ていますが、私自信が今までに何冊も買ってみて、使えると思ったのはこれだけです。取り上げてある絵柄が使えそうなものに絞られていて、解説も丁寧ですぐに実行できます。練習用データもしっかりディスクで付属しています。

撮影の技術・知識の本

スタジオライティングの基礎をとてもわかり易く解説してあります。照明に関する本で完全に初心者を対象と割り切って、かつ実用的な知識を網羅したものはこれまで無かったように思え、貴重です。元はコマーシャルフォトの連載記事。光の使い方としては、自然光撮影でも大いに参考になります。
「撮り方」メニューといった感じの本になっていますが、即現場で使えるというよりも初心者を脱して中級者になろうとする方のために、考え方、意識すべき事を身につけてもらおうという意図を感じました。その意味で、通り一遍の入門書とは違い、中身の濃いものになっていると思います。


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